【おもしろ仏教語】説 教

説教という言葉、本来は、仏教の経文を説き教え伝えることを言いますが、

しだいに経文など読んだこともない人もお説教するようになりました。

以前は、近所の子供にでも説教するおじさんやおばさんが大勢いたものですが、最近では、自分の子供や孫にさえもお説教をしなくなりました。この言葉は今や死語になりつつあるのでしょうか。  今でも仏教界では説教使という言葉を使うし、重要な仕事であることは昔から変わりません。

 

そういえば、かの清少納言もお説教を聞くことが好きだったようで、

『枕草子』には

「説教の講師は顔よき、

講師の顔をつとまもらへたるこそ、

その説くことの尊さも覚ゆれ」

と言っています。

つまり彼女によれば、

説教師はイケメンがいい。

じっと見とれて

しまうほど

顔がよくないと、

話していることも

尊くは聞こえないというのです。  しかしそうした勝手なご意見を(うやうや)しく聞き流し、ひたすら説教の工夫を続ける僧侶たちが昔からいたのでしょう。

 

屋外で、道行く人の足を止め、興味を持たせながら聞かせる辻説法。

おもしろ可笑しく話すうちに落語が生まれ、また節をつけて語る講談・浪花節が生まれました。

近世の語り芸能の原型ともいえるものが発生し、流行していきました。

なんとしても聞いてほしいという情熱が、そうした芸術の一分野まで産みだしたのでしょう。

二〇〇七年に亡くなられた日本を代表する心理学者の河合隼雄先生、曰く

「説教の効果はその長さと反比例する」

たしかに至言だと思います。

 近所のおじさんたちは、お説経をしなくなりましたが、今でも会社などには、長い説教をしたがる社長や上司がいるらしいですね。

 

いや、初めから長くするつもりではなく、自分の言っていることがなんとなく

相手に届いていない、

効果をあげていないと、

うすうす感じるので、

同じことを繰り返したり、駄目押しをするうちに

長くなるのだと、

河合先生は分析されています。

これもまた、仰る通りだと思います。 私も、これから気を付けたいと思います。

 


今後の行事

日/曜日 時間 内容 備考
2024年(令和6年)
毎月 第1(日) 午前6時半 おはよう講座 毎月 第1 日曜日
1月 第2 日曜日
中止第3(木) 午前10時~午後3時半 福遊会 毎月 第3 木曜日
9月 12日(木) 午後1時 彼岸会 法話:梛野 明仁 師
25日(水) 午前10時/午後7時半 親鸞教室  
10月 12日(土) 午前10時 秋の永代経 法話:戸松 憲仁 住職
午後1時 前住職ご命日 落語:三遊亭兼好
俗曲:桧山うめ吉
24日(木) 午前10時/午後7時半 親鸞教室  
11月 12日(火) 午後1時 開基・中興法要・相続講 法話:未定
12月 12日(木) 午後1時 成道会(お釈迦様の命日) 法話:織田 慶雄 師
10日(火) 午前10時/午後7時半 親鸞教室  
2025年(令和7年)
1月 12日(日) 午後1時 修正会 奉讃会 法話:堀田 護 師
2月 11日(火) 午後2時 こどもほうおんこう「人形劇」 とんがらし
12日(水) 午後1時 報恩講 法話:安藤 伝融 師
13日(木) 午後1時 報恩講 法話:堀田 護 師
3月 12日(水) 午後1時 聖徳 太子会 奉讃会 法話:伊奈 祐諦 師
4月 12日(土) 午後1時 永代経・蓮如忌 法話:小谷香示 師
5月 12日(月) 午後1時 定例・奉賛会・宗祖誕生会 法話:戸田 恵信 師
6月 12日(木) 午後1時 前々住職御命日 法話:戸田 栄信 師
7月 11日(土) 午後1時 お盆会 法話:戸松 憲仁 住職
12日(日) 午後1時 お盆会 法話:藤井 義尚 師
8月 12日(火) 午後1時 盂蘭盆会 法話:青木 馨 師
13日(水) 午後7時 納骨堂 お盆会 寺内勤め
14日(木) 午後7時 納骨堂 お盆会 寺内勤め