【福万寺だより】カテゴリ投稿一覧

柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺

『柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺』  明治の俳人・正岡子規の代表作 (慶応3年1867年10月14日生)   正岡子規の生まれた慶応3年という年は、坂本龍馬や中岡慎太郎が暗殺された年なんですね。 因みに、…

9月 18th, 2024 福万寺だより

ぼうふら

これは昔、俳優の勝新太郎さんが、 なかなか売れない若手役者に贈った 「都都逸」なんだそうです。 「夏に出てくる蚊だってな、 何度もくやしい泥水をすすりながら、 泥水の底から這い上がってくるんだぜ、 お…

9月 18th, 2024 福万寺だより

動詞「ぶつかる」 吉野弘

ある朝 テレビの画面に 映し出された一人の娘さん 日本で最初の盲人電話交換手 その目は 外界を吸収できず 光を 明るく反映していた 何年か前に失明したという  司会者が 通勤ぶりを紹介した 「出勤第一…

10月 26th, 2021 福万寺だより

メモをとる全盲の女性

【小耳にはさんだいい話】 西島玲那さんは、高校一年の頃から視野が狭くなり、夜になると町の看板の文字が見えづらくなり、十九歳の時に完全に失明してしまいました。  でも、この人は、大事なことを、メモをする…

10月 26th, 2021 福万寺だより

盂蘭盆会 山本夏代

【空席のない 夕ご飯】 山本夏代さんがこの句を詠んだ当時は、愛知県安城市立西中の一年生です。 選者の先生が言われるように、 おじいちゃんか おばあちゃんの 初盆の日の 夕ごはんの風景でしょう。 お仏壇…

10月 26th, 2021 福万寺だより