「さようなら」という言葉は、元々

「左様なら」ということで、接続詞の

「それでは」という意味の言葉が、

挨拶の言葉になったものです。

 

 昔は、「さらば」といいました。

漢字にすると「然らば」で、

意味は、

「それならば」とか

「それでは」で、

現代風に言えば、どちらも、

「それじゃね」とか

「じゃぁね」

いうような意味です。

英語では「シー・ユー」(See you)とか

「シー・ユー・アゲイン」(See you again)

がこれに当たります。

「じゃ、またお目にかかりましょう」

ってなところです。

 

また、お別れの挨拶に「グッドバイ」(Good-bye)ともいいます。

もはや日本語のようですが、

 辞書で「グッドバイ」を引くと元々は

「ゴッド・ビイ・ウィズ・ユウ」

(God be with you(ye)

と言っていたのが縮まった形であると解説してあります。

つまり

「神があなたとともにありますように」

「神のご加護がありますように(祈る)」という意味です。

yeはyouの古い形です。

 

 ところが、その昔、神さまを敬う気持ちから、「ゴッド」という言葉を、挨拶として軽々しく口にするのは、いかがなものかという世の中の風潮(忖度)がありまして・・・

「グッド・モーニング」

(Good-morning)とか

「グッド・ナイト」

(Good-night )

というような表現が出てきたことから見て、十七世紀頃にGodがGoodと

言いかえられたようです。

 

日本でも明治の中ごろから使われるようになったとのことです。

 

 別れるときに、

「神のご加護がありますように」

「いつも神さまと一緒にあるように」

という挨拶をしたり、

ビックリした時に

「オー・マイ・ゴッド」

(Oh my God!)

「なんてこった。これは大変だ。」

というような言い方をすることは、

いつも神さまを身近に感じているようでいいですね。

 

 日本でも、

「ありがとう」

「ごめんなさい」

「もったいない」

「いただきます」など、

 

仏さまに感謝し、いつも仏さまとともにあった感覚がありましたが、現代では

薄れてしまったように思います。

 

「いつでも神と一緒」というニュアンスの言葉が仏教では「南無阿弥陀仏」です。

いつでも、どこでも「ナムアミダブツ」

とお念仏を称えるところに形のない仏さまが現れて、私と仏が一つになっていく世界が開かれる。

だから、♪「うれしい時も、悲しい時も、

み親のそでに、すがりなん」

讃歌「ほとけの子」に歌われるように

うれしい時も、悲しい時も、お念仏を称え、仏の慈悲に包まれていることを喜ばせてもらうのです。


今後の行事

日/曜日 時間 内容 備考
2024年(令和6年)
毎月 第1(日) 午前6時半 おはよう講座 毎月 第1 日曜日
1月 第2 日曜日
中止第3(木) 午前10時~午後3時半 福遊会 毎月 第3 木曜日
4月 12日(金) 午後1時 永代経・蓮如忌 法話:小谷香示 師
30日(火) 午前10時/午後7時半 親鸞教室  
5月 12日(日) 午後1時 定例・奉賛会・宗祖誕生会 法話:戸田 恵信 師
27日(月) 午前10時/午後7時半 親鸞教室  
6月 12日(水) 午後1時 前々住職御命日 法話:戸田 栄信 師
21日(金) 午前10時/午後7時半 親鸞教室  
7月 11日(木) 午後1時 お盆会 法話:戸松 憲仁 住職
12日(金) 午後1時 お盆会 法話:藤井 義尚 師
29日(月) 午前10時/午後7時半 親鸞教室  
8月 12日(月) 午後1時 盂蘭盆会 法話:青木 馨 師
13日(火) 午後7時 納骨堂 お盆会 寺内勤め
14日(水) 午後7時 納骨堂 お盆会 寺内勤め
9月 12日(木) 午後1時 彼岸会 法話:梛野 明仁 師
10月 12日(土) 午前10時 秋の永代経 法話:戸松 憲仁 住職
午後1時 前住職ご命日 落語:三遊亭兼好
俗曲:桧山うめ吉
11月 12日(火) 午後1時 開基・中興法要・相続講 法話:未定
12月 12日(木) 午後1時 成道会(お釈迦様の命日) 法話:織田 慶雄 師
2025年(令和7年)
1月 12日(日) 午後1時 修正会 奉讃会 法話:堀田 護 師
2月 11日(火) 午後2時 こどもほうおんこう「人形劇」 とんがらし
12日(水) 午後1時 報恩講 法話:安藤 伝融 師
13日(木) 午後1時 報恩講 法話:堀田 護 師
3月 12日(水) 午後1時 聖徳 太子会 奉讃会 法話:伊奈 祐諦 師