なるほど仏教ばなし

修(しゅ)羅(ら)場(ば)(戦いの場)という言葉にもなったほど有名な仏教の守護神「阿修羅」

仏像の中でも人気ナンバー1。

 阿修羅の姿は、三面六臂(さんめんろっぴ)(三つの顔に六つの腕)で描かれています。

奈良県・興福寺の八部衆像・阿修羅像(国宝)や京都府・三十三間堂の二十八部衆像・阿修羅像(国宝)が有名です。

もともとインドでは、

阿修羅正義の神とされ、

帝釈天力の神とされてきました。

 阿修羅には舎(しゃ)脂(し)(シャチー)という

美しい一人の娘がいました。阿修羅は、

いずれ年頃になったら、娘を帝釈天に

嫁がせたいと思っていました。

ところがある時、帝釈天が、このシャチーを誘拐(ゆうかい)して、力ずくで凌辱(りょうじょく)してしまったのです。

娘を手(て)籠(ご)めにされて怒(いか)り狂(くる)った阿修羅は、その後、帝釈天に執拗(しつよう)に戦いを挑(いど)むことになるわけです。

 ところが帝釈天は、力の神さま、

戦いはいつも帝釈天が優勢でした。

 

 ところが、ある時、阿修羅の軍が優勢となり、帝釈天の軍がジリジリと後退していた。追い詰められたその時、帝釈天がふと足元を見ると、そこには蟻の行列。このまま後退すれば、蟻を踏み殺してしまう。そこで帝釈天は後退を止めた。

逆にそれを見た阿修羅が驚いた。

これは何か帝釈天の計略かもしれないと疑い退散したという。

 この話が天で広まり、阿修羅は正義ではあるが、どこまでも正義に固執し続けるということは、慈悲の心を見失い悪となるということで、天界を追われることになります。阿修羅のことを「非天」ともいいます。これは、天には非ざるという意味です。

 後に、阿修羅は、お釈迦さまの教えに出会い、正義というのは、詰まるところ自分の欲から生まれくるもので、常に正しいわけではないということをさとり、

仏教に帰依することとなりました。

阿修羅の顔は、そのことに気づかされた「喜び」「後悔」「懺悔」を表す

三つの顔(三面)で表現されているんだそうです。

 

阿修羅は、仏教の守護神ですが、その闘争的な性格から、六道の一つである

人間界畜生界の間に修羅界を追加して、修羅界(修羅道)の主となったと言われます。


今後の行事

日/曜日 時間 内容 備考
2024年(令和6年)
毎月 第1(日) 午前6時半 おはよう講座 毎月 第1 日曜日
1月 第2 日曜日
中止第3(木) 午前10時~午後3時半 福遊会 毎月 第3 木曜日
4月 12日(金) 午後1時 永代経・蓮如忌 法話:小谷香示 師
30日(火) 午前10時/午後7時半 親鸞教室  
5月 12日(日) 午後1時 定例・奉賛会・宗祖誕生会 法話:戸田 恵信 師
27日(月) 午前10時/午後7時半 親鸞教室  
6月 12日(水) 午後1時 前々住職御命日 法話:戸田 栄信 師
21日(金) 午前10時/午後7時半 親鸞教室  
7月 11日(木) 午後1時 お盆会 法話:戸松 憲仁 住職
12日(金) 午後1時 お盆会 法話:藤井 義尚 師
29日(月) 午前10時/午後7時半 親鸞教室  
8月 12日(月) 午後1時 盂蘭盆会 法話:青木 馨 師
13日(火) 午後7時 納骨堂 お盆会 寺内勤め
14日(水) 午後7時 納骨堂 お盆会 寺内勤め
9月 12日(木) 午後1時 彼岸会 法話:梛野 明仁 師
10月 12日(土) 午前10時 秋の永代経 法話:戸松 憲仁 住職
午後1時 前住職ご命日 落語:三遊亭兼好
俗曲:桧山うめ吉
11月 12日(火) 午後1時 開基・中興法要・相続講 法話:未定
12月 12日(木) 午後1時 成道会(お釈迦様の命日) 法話:織田 慶雄 師
2025年(令和7年)
1月 12日(日) 午後1時 修正会 奉讃会 法話:堀田 護 師
2月 11日(火) 午後2時 こどもほうおんこう「人形劇」 とんがらし
12日(水) 午後1時 報恩講 法話:安藤 伝融 師
13日(木) 午後1時 報恩講 法話:堀田 護 師
3月 12日(水) 午後1時 聖徳 太子会 奉讃会 法話:伊奈 祐諦 師