大分県・専光寺

「凡夫」とは、愚かな人(愚者)や仏教教義の理解に乏しい人を意味します。
親鸞聖人は「煩悩具足の凡夫」という言葉で表現され、「凡夫」というのは
「欲も多く怒りや腹立ち・そねみ・ねたみの心ばかりが絶え間なく起こり、死ぬまで止むことなく、消えることもなく、絶えることもない」(『一念多念文意』趣意)とおっしゃっています。
 

私たちは表面上は、凡夫を自覚しているような振る舞いができても、心の中では、自分が凡夫だとは思っていません。
 
例えば「私は欲や怒りの心から離れることの出来ないお粗末な人間です。」と謙遜して言った人が、
相手から「本当にそうですね」と言われたら、険悪な空気になるでしょう。
表面ではいくらでも謙遜できますが、内心に「凡夫の自覚」を持つことは大変難しいことなのです。
 
 昔、仏教系の学校に通っていたとき、入学式の挨拶で学長が
「君たちは愚かになって卒業してください」
と言われてビックリしたことを覚えています。普通の学校なら、賢くなるために学校に通い、勉強するのでしょうが、
「仏教を学ぶことによって、
自分の愚かさを自覚できる人、
見つめられる人になってください」
という意味のメッセージだったのです。
つまり仏教の知識をいくら増やしても意味はありません。記憶力ならAIには、かないません。
知識を詰め込むのではなく、教えを自分自身の問題として受け止めるということがなければ、いくら学んでも、自分の愚かさを自覚できず、ただ小賢しくなるだけなのです。
 
 仏教では、覚ってもいないのに覚ったと思い上がることを「増上慢」といいます。
増長し、「うぬぼれ」「付け上がる」ことです。
昔から桂馬(けいま)の高上りは(ふ)餌食(えじき)」といって、その実力もないのに高い所に立ちたがると、ろくなことにはなりません。
 
「自分の愚かさに気づく」ということは、想像以上に困難なことなのです。
 親兄弟でも、なかなか忠告してくれませんし、逆に「自分の愚かさに気づけ」と言われても、素直に聞けません。
だから、仏さまの声として、
「うぬぼれるなよ」「付け上がるなよ」という忠告を聞いていく、その忠告の言葉が「南無阿弥陀仏」なのです。


今後の行事

日/曜日 時間 内容 備考
2026年(令和8年)
毎月 第1(日) 午前6時半 おはよう講座 毎月 第1 日曜日
1月 第2 日曜日
中止第3(木) 午前10時~午後3時半 福遊会 毎月 第3 木曜日
8月 12日(火) 午後1時 盂蘭盆会 法話:青木 馨 師
13日(水) 午後7時 納骨堂 お盆会 寺内勤め
14日(木) 午後7時 納骨堂 お盆会 寺内勤め
28日(金) 午前10時/午後7時半 親鸞教室  
9月 12日(土) 午後1時 彼岸会 法話:梛野 明仁 師
30日(水) 午前10時/午後7時半 親鸞教室  
10月 12日(月) 午前10時 秋の永代経 法話:戸松 憲仁 住職
午後1時 前住職ご命日 落語:三遊亭兼好
俗曲:桧山うめ吉
11月 12日(木) 午後1時 開基・中興法要・相続講 法話:未定
12月 12日(土) 午後1時 成道会(お釈迦様の命日) 法話:織田 慶雄 師
2027年(令和9年)
1月 12日(火) 午後1時 修正会 奉讃会 法話:堀田 護 師
2月 11日(木) 午後2時 こどもほうおんこう「人形劇」 とんがらし
12日(金) 午後1時 報恩講 法話:安藤 伝融 師
13日(土) 午後1時 報恩講 法話:堀田 護 師
3月 12日(金) 午後1時 聖徳 太子会 奉讃会 法話:伊奈 祐諦 師
4月 12日(月) 午後1時 永代経・蓮如忌 法話:小谷香示 師
5月 12日(水) 午後1時 定例・奉賛会・宗祖誕生会 法話:戸田 恵信 師
6月 12日(土) 午後1時 前々住職御命日 法話:戸田 栄信 師
7月 11日(日) 午後1時 お盆会 法話:戸松 憲仁 住職
12日(月) 午後1時 お盆会 法話:藤井 義尚 師