【福万寺だより】カテゴリ投稿一覧

「この身に手が合される」野田風雪

人間というものは、生まれた時から しだいに智慧がついて賢くなります。 けれどもその賢くなった分だけ、 逆にお粗末になってしまうようです。 つまり、賢くなればなるほど、 賢さに頼ってしまう。 それを信頼…

10月 14th, 2021 福万寺だより

ケタはずれ

神戸の夜の景色を「百万ドルの夜景」とか、お金持ちのことを「百万長者」というように、昔は百万円もあれば本当に大金持ちだったのです。 それが、だんだん物価が上がってきて、今では、百万円くらい持っていても誰…

10月 14th, 2021 福万寺だより

グッド・バイ

「さようなら」という言葉は、元々 「左様なら」ということで、接続詞の 「それでは」という意味の言葉が、 挨拶の言葉になったものです。    昔は、「さらば」といいました。 漢字にすると「然らば」で、 …

10月 14th, 2021 福万寺だより

落語と仏法

蝦蟇(がま)の油  三遊亭圓生 より   「さ、御用とお急ぎでないお方は、ゆっくりとお聞きなさい。   遠目(とおめ)山越(やまご)し笠(かさ)のうち、物の文(あ)色(いろ)と理方(りかた)がわからぬ…

10月 14th, 2021 福万寺だより

お佛壇 金子みすず

お背(せ)戸(ど)で もいだ橙(だいだい)も、 町のみやげの 花菓子も、 佛さまのを あげなけりや、 私たちには とれないの。   だけど、やさしい佛さま、 ぢきにみんなに 下さるの。 だから私は て…

10月 14th, 2021 福万寺だより