『前住職のお説教ノートより』 私たちは、食事の後、手を合わせて 「ご馳走さま」といいます。 近頃は言わない人もあるようですが… ところで、この「ご馳走さま」ということは、どういうことかと申しますと…
人間というものは、生まれた時から しだいに智慧がついて賢くなります。 けれどもその賢くなった分だけ、 逆にお粗末になってしまうようです。 つまり、賢くなればなるほど、 賢さに頼ってしまう。 それを信頼…
神戸の夜の景色を「百万ドルの夜景」とか、お金持ちのことを「百万長者」というように、昔は百万円もあれば本当に大金持ちだったのです。 それが、だんだん物価が上がってきて、今では、百万円くらい持っていても誰…
「さようなら」という言葉は、元々 「左様なら」ということで、接続詞の 「それでは」という意味の言葉が、 挨拶の言葉になったものです。 昔は、「さらば」といいました。 漢字にすると「然らば」で、 …
蝦蟇(がま)の油 三遊亭圓生 より 「さ、御用とお急ぎでないお方は、ゆっくりとお聞きなさい。 遠目(とおめ)山越(やまご)し笠(かさ)のうち、物の文(あ)色(いろ)と理方(りかた)がわからぬ…